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ストレートネックについて
こんばんは!!
fan’s-PT-烏丸三条店トレーナーの太田です。
本日は「ストレートネック」について詳しくお話します。
皆様、ストレートネックという言葉を耳にしたことはありますか?
近年では、「スマホ首」とも呼ばれていますね。
通常、頚椎は前方へ緩いカーブを描いていますが(前弯)、何らかの原因によりそのカーブが失われた状態をストレートネックと言います。
そもそも、なぜ頚椎が緩いカーブを描いているのかをご存じでしょうか?
結論から言うと、頭の重さを支えるためです。
頭の重さは体重の8%程を占めると言われています。
この頭の重さや衝撃を和らげるために頚椎はカーブする構造になっているのです。
このカーブのおかげで頭を安定して支えることができ、首や肩の筋肉への負担を最小限に抑えることができているのです。
しかし、ストレートネックでは頚椎のカーブが失われ、骨の配列が真っすぐに固定されている状態になり、結果として首こりや肩こりの症状が現れてしまうのです。
また、首こりや肩こりだけでなく睡眠の質の低下や自律神経の調節障害等の病気に繋がる可能性もあります。
なので、症状が悪化する前に原因と対処方法を知っておく必要があります。
では、なぜストレートネックになってしまうのでしょうか?
原因は様々ですが、現代人において最も考えられる原因についてご説明いたします。
それは・・・スマートフォンやパソコンの長時間操作です。
2007年に日本で初めてスマートフォンが発売されてから現在の普及率は90%越えとなり、老若男女に使用される生活必需品となりつつあります。
スマートフォンは通常、顔よりも低い位置で使用するため、自然と下向き姿勢を取ることになります。
下向き姿勢では、頭が本来あるべき位置よりも前方に位置することになるので頚椎に大きな負担がかかるのです。
さらに、前傾することによって身体が丸まり猫背姿勢にもなってしまいます。
これはパソコンにおいても同様です。
このスマートフォン・パソコンの長時間操作による姿勢不良で、首への負担が増加して頭を支える筋肉では支えきれなくなり、頚椎は本来あるべき前方へのカーブ(前弯)を失ってしまいます。それによりストレートネックを発症してしまうのです。
ここまでストレートネックの状態や症状、原因について書いてきましたが、ここからはストレートネックの改善に有効な方法についてお伝えします。
それは・・・‘‘胸郭のストレッチ‘‘です。
頭を支える首の筋肉に負担がかかっているのになぜ胸郭?と思われた方もいるかもしれません。
しかし、ストレートネックにおいて胸郭は非常に重要になってきます。
なぜなら、頭を支える首の筋肉は胸椎や肩甲骨にも付着しているからです。
胸郭の動きを円滑にすることで改善の効果が期待できます。
◇やり方◇
肩甲骨の下にストレッチポールまたはポールのように丸めたタオルを敷きます。
頭の後ろで手を組み、息を吸いながら胸を開きます。
息を吐きながら体を丸めます。
一日10回×2セットを目安にやってみましょう。
いかがでしたか?
快適な日常生活を送れるように、日々身体を動かしましょう!