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O脚と変形性膝関節症の関係
こんにちは!
fan’s-PT-烏丸三条店トレーナーの太田です。
本日は「O脚」についてお話します。
ü O脚とは
別名「内反膝」とも呼ばれ、膝が外側に彎曲し、膝下の部分が内側に曲がった姿勢となります。左右の内くるぶしを合わせて立った時、正面から見て太ももから脛にかけて作られる形が英語の「O」に見えることからO脚と名称がついています。
ü 症状
O脚は見た目が悪いだけでなく、変形性膝関節症や腰痛といった様々な身体の不調が出てきます。
ü 「O脚」と「変形性膝関節症」の関係
変形性膝関節症とは、加齢などによって膝関節の軟骨がすり減ることで痛みを引き起こす疾患です。
では、なぜO脚と変形性膝関節症が関係しているのでしょうか。
ここで重要になってくるのが「ミクリッツ線」です。
ミクリッツ線とは日本語で下肢荷重線といい、大腿骨頭から足関節の中心を結ぶ線を指し、下肢に対する体重のかかり方を見る指標の一つとなります。
通常、このミクリッツ線を結ぶと膝関節の中心を通ることになるので、体重を膝全体で支えることになります。しかし、O脚の人ではミクリッツ線を結んだ時、膝の中心ではなく膝の内側を通ることになるので膝関節の内側に大きな負担がかかることは容易に想像できると思います。
その結果、膝の内側の軟骨がすり減り炎症を起こすことで変形性膝関節症になってしまうのです。
ü 原因
主な原因は2つあります。
生理的O脚と機能的O脚です。
生理的O脚は遺伝や生まれつきの骨格が原因で起こるO脚であるのに対し、機能的O脚は日頃の生活習慣等に起因する姿勢不良や筋肉のバランスが崩れることで起こるO脚と言われています。
O脚では、大腿骨が外側に開いてしまっているため内側に寄せる内転筋の筋力不足の方が多くみられます。
そこで予防や改善に有効なトレーニングをご紹介します。
ü 内転筋のトレーニング
〇やり方
横向きに寝転び上の足を前方へ出し、膝を曲げる。
下の足を伸ばしたまま真上に引き上げる。
〇ポイント
動作中、上の足は力が入らないように脱力しましょう。
腰が反らないようにお腹に力を入れながら行いましょう。
この動きを10回×3セットを目安に行ってみましょう!
いかがでしたか?
O脚の進行が変形性膝関節症にも関わってくるので、普段の生活習慣から運動を取り入れていきましょう!
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