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巻き肩と猫背
こんにちは!!
fan’s-PT-烏丸三条店トレーナーの太田です。
本日は「巻き肩」についてお話します。
ü 巻き肩とは
左右の肩が本来あるべき位置よりも前方そして内側に入り込んでいる状態を指します。
通常、耳の直線上にあるべきはずの肩が何らかの原因で耳よりも前方に出てしまいます。
この巻き肩の状態が長く続いてしまうと、様々な身体の不調が生じてしまうのでできるだけ早急に改善をしていきたいところです。
また、巻き肩と似たような悪い姿勢としてよく挙げられるのが猫背です。「巻き肩」と「猫背」は非常に関係が強いので、この2つの姿勢について詳しく見ていきましょう。
ü 「巻き肩」と「猫背」の関係
巻き肩は上記で説明したように、肩が本来あるべき位置よりも前方かつ内側に位置している姿勢を指しますが、猫背では背中が通常よりも丸まった状態を指します。
では、具体的に背中のどの部分を見て判断するのでしょうか。
それは「胸椎」の状態です。
人間の胸椎は図のように後方に緩やかなカーブを描いています。このことを「生理的後弯」と言います。この胸椎が過度に後弯した姿勢を猫背と呼んでいます。
巻き肩のように肩が前に出た状態では、肩甲骨が外側に離れていくため(外転)背中が丸まりやすくなります。なので、一般的に巻き肩の状態が続くことで背中が丸まりやすくなって猫背にも影響してしまうのです。
ü 原因
巻き肩になる原因として一番に挙げられる理由がスマホ・パソコンの長時間操作です。
スマホやパソコンの操作中は無意識に首が下を向き、肩が丸まってしまいます。その姿勢は巻き肩そのものなのでこの悪い姿勢が癖となり日常的に巻き肩となってしまいます。
他の原因では、寝ている時の姿勢にも関係してきます。
特に横向きで寝ている方は注意が必要です。
横向きで寝ると上半身の体重が肩に乗ることになります。身体は肩を本来あるべき位置よりも前方に位置させることによって肩への負担を軽減させようとします。
この姿勢は巻き肩と同じ姿勢になるので良い姿勢とは言えません。
このような姿勢が長時間続くと肩こりや首こり、肩が丸まることで肋骨の動きが制限されて呼吸にも影響が出ることもあります。
巻き肩の姿勢で硬くなりやすい筋肉があります。それは「大胸筋」です。
大胸筋は鎖骨や肋骨、胸骨から上腕骨に付着しており、腕を内側に捻る(内旋)の作用があるので巻き肩の原因筋として挙げられます。それによって、上腕骨と関節を形成している肩甲骨も外側に引っ張られてしまうため、背中が丸くなり猫背にも繋がります。
なので、今回は「大胸筋」のストレッチ種目をご紹介します。
ü 大胸筋のストレッチ
〇やり方
・四つ這い姿勢になりましょう。
・手を前に出し、顔と胸を床に近づけましょう。
〇ポイント
お尻の位置が上がったり後ろに引いたり動かさないように意識して行いましょう。
今回は以上になります。
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