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2023-12-13 18:00:00

+10分で得られる効果

こんにちは!

fan’s-PT-トレーナーの太田です。

 

本日は「+10(プラステン)についてお話していこうと思います。

もし124時間に+10分の時間ができた時、みなさんはこの時間を何に使いますか?

睡眠時間に使う方や趣味の時間に使う方など10分の使い方は人それぞれだと思います。ちなみに私は幼稚園の頃から始めたサッカーを社会人になった現在も続けているので、1回の練習時間を+10分増やすことに使いたいなと思います。

将来の健康を守るために10分を「運動」に使う方が増えるといいのですが、実際なかなかそのような選択をされる方は少ないと思います。そこで厚生労働省が「健康づくりのための身体活動基準2013」にて定められた「+10(プラステン)」についてご紹介いたします。

 

〇健康づくりのための身体活動基準2013とは

20134月から始まった厚生労働省の健康づくり運動である健康日本21《第2次》では、2023年までの身体活動・運動分野の目標として、「歩数の増加」「運動習慣者の割合の増加」といった個人の目標と、「運動しやすいまちづくり・環境整備に取り組む自治体の増加」のように地域・自治体の目標を定めました。これらの目標を達成するためのツールとして、2013318日、厚生労働省健康局より発表されたのが「健康づくりのための身体活動基準2013」です。

+10イラスト.png

※厚生労働省より引用。

 

〇+10(プラステン)とは

上記の「健康づくりのための身体活動基準2013」の基準を達成するために示されたのが「+10(プラステン)今よりも10分多く運動しよう」というものになります。ここでは、今の運動量に+10分身体を動かすことで様々なリスクを軽減できる可能性があると解析されています。具体的には+10によって、「生活習慣病発症を3.6%」「ガン発症を3.2%」「ロコモティブシンドローム・認知症の発症を8.6%」低下させる可能性があると示唆されています。さらにダイエットをしたい方には嬉しい減量効果も期待できます。

 

では、いったいどれぐらいの減量効果が期待できるのでしょうか・・・

 

例としまして、体重50kgの方が一日10分のウォーキングを実施したと仮定します。すると消費カロリーはおよそ30kcalほどとなります。この10分ウォーキングを1年間継続すると30kcal×365日=10950kcal消費することになります。脂肪1kgを減らすために必要な消費カロリーは約7000kcalなのでおよそ1.5kg程の減量効果を期待することができます。

 

〇まとめ

いかがでしたか?一日+10分歩くだけでこのような効果を見込めるのであればやらない理由はありませんよね。何事も継続して初めて効果を実感していくものです。最初は辛い、しんどいかもしれませんが、毎日繰り返し行っていくとやがて「習慣化」していきます。そうなると、+10分が生活の一部となり当たり前になってきます。「塵も積もれば山となる」一日+10分のウォーキングから始めてみてはいかがでしょうか?