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健康診断がワカる!!【肝臓編】
こんにちは!トレーナーの丸山です。
皆様、毎年 健康診断は受けられていますか?
会社などで受けられる方が多いと思いますが、返ってきた結果を見てもいまいち分からないあなた!!
これから、主要な検査項目について詳しく説明し、改善法などをお教えできればと思っております!皆さんの健康を全力サポートできるよう頑張ります!
さて、今回は私たちの身体の中で、黙々と動いてくれる、「肝臓」の数値結果についてくわしく解説していきます。
目次
- 肝臓の数値(AST、ALT、γ-GTP)とは?
- 数値が高い時のリスクと改善策
- 数値が低い時は?
- まとめ
1.肝臓の数値(AST、ALT、γ-GTP)とは?
「肝臓なんて普段気にしたことないよ」というそこのあなた、実は肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれ、症状が出にくいんです。でも数値は正直者。では、その数値が何を意味し、どんな風に私たちの健康と関わっているのか、お伝えしていきます!
・AST(アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ)とは?
まず、ASTは肝臓だけでなく心臓や筋肉などにも存在する酵素です。体の中でアミノ酸の代謝に関与しており、細胞がダメージを受けると血中に漏れ出します。つまり、ASTの数値が上がっているときは、体のどこかで「やられてる!」というサインかもしれません。
・ALT(アラニンアミノトランスフェラーゼ)とは?
ALTは主に肝臓に存在する酵素です。ASTと同様にアミノ酸の代謝に関与していますが、ALTは特に肝臓に特化しています。ALTの数値が上がると、「肝臓がピンチ!」という可能性が高まります。まさにALTは肝臓のSOS信号と言えますね。
・γ-GTP(ガンマ・グルタミルトランスぺプチダーゼ)とは?
γ-GTPは肝臓や胆道に多く存在する酵素で、解毒作用や脂質の代謝に関与しています。特にアルコールの摂取によって数値が上がりやすいことで有名です。「昨日の飲み会でつい飲みすぎちゃった…」という方、γ-GTPが短期的に上がっている可能性があります!
◎正常範囲の数値
- AST(GOT):10〜40 IU/L
- ALT(GPT):5〜45 IU/L
- γ-GTP:
- 男性:10〜50 IU/L
- 女性:7〜32 IU/L
※数値は検査機関や年齢、性別によって異なる場合がありますので、あくまで目安としてお考えください。
2.数値が高い時のリスクと改善策
これら三つの数値が高い時は肝臓やその他の臓器がダメージを受けている可能性を示しています。特にALTが高い人は肝臓がダメージを受けている可能性が否定できません!それでも、肝臓は自覚症状が出にくいのが厄介なところです。
◎主なリスク
- 肝炎:ウイルス性肝炎(A型、B型、C型など)や自己免疫性肝炎
- 脂肪肝:過度な飲酒や肥満による脂肪の蓄積
- 肝硬変:長期的な肝臓へのダメージの結果
- 肝がん:慢性的な肝炎や肝硬変から進行
◎改善策
☆生活習慣の見直し
・適度な運動:筋肉をつけて、代謝をあげることが重要です!
・バランスの良い食事:野菜や果物、良質なたんぱく質を意識して摂取しましょう!
→詳しくは澤田トレーナーの記事をご覧ください!
肝臓の働きが低下している方、必見!!対策とおすすめ食材を発信
・飲酒を控えめに:アルコールは肝臓に負担大。「酒は百薬の長」と言いますが、飲みすぎれば「百厄の長」になりかねません!
→数値が高い場合は専門医の診察を受け、適切な治療を開始しましょう。
3.数値が低い時は?
「数値が低いなら安心!」と思いきや、そうでもありません。極端に数値が低い場合、別の問題が隠れている可能性があります。
主なリスク
- 栄養不足:特にタンパク質不足
- 慢性的な腎不全:一部の酵素が低い
※妊娠している場合は一時的に数値が低くなることがあります
4.まとめ
肝臓の数値であるAST、ALT、γ-GTPは、私たちの健康状態を映し出す鏡のような存在です。高すぎても低すぎても、何かしらのサインを送っています。まさに「肝心」な数値と言えるでしょう。
肝臓は文句も言わずに働き続けてくれる頼もしい存在ですが、だからこそ自分でしっかりとケアしてあげることが大切です。肝臓が悲鳴を上げる前に、生活習慣を見直し、定期的な検査で健康状態をチェックしましょう。
もちろん、数値が異常な方はしっかりと専門医の診察を受け治療を開始することが大切です!